| 「大長今」ミンジョンホ役チジニ
会社員生活を経て20代後半で晩学の人でデビュー
時代を出入りする演技、男優飢饉の中の「慈雨」
6年目熱愛…チャングムに向かった一途な心と類似
礼儀は正しいが、特にしゃべらなくてインタビュー始終当惑するのではないかと心配したのは、彼に対する先入観の為だった。
実はオウムのように同じ言葉だけを繰り返すとか、問う言葉にだけ答えるインタビューこそ、いくらつまらないか。
カメラの前で特に笑いを惜しんで、始終不動の姿勢で無表情な姿を演出する彼を見て、このような予想がぴったりきっかり合ったと思った。
「写真が嘘を言わないことはご存知でしょう?特に無表情で飾らない表情は、その人を一番よく現わしてくれます。私は率直でいたいんですよ」転職写真作家らしく、くどく'写真の正直'を打ち明ける彼とインタビューを始めてから5分も経たない内に、それまでの先入観は全く変わってしまった。必要以上に多様な話題を導き出して、障りなく内心を表すチジニ(31)とのインタビューは、このようにスタートは良い。
この頃、チジニは男優飢饉時代に'慈雨'と称えられる。適当に柔らかさも出せて、男らしい強靭さも持った彼は、時代を出入りする演技をしながらも、空白を捜してみ難いという評価を得ている。
国民ドラマ「大長今」では一人の女に向けた一途な心を見せてくれるミンジョンホ役で出演する。武術が優れた文官ミンジョンホは、賎民出身の長今の側を守って黙々と愛情を降り注いでいる。
話題のドラマに男主人公席を取っただけ「大長今」出演要請を受けて、大喜びしてトイレに入って密かに笑ったという彼の顔に時ならぬ心配が一杯だった。もうドラマは中盤を走り上げているが、最初期待したことに絶対及ぶ事が出来ないという雰囲気だ。
彼が大長今にキャスティングされて一番胸がときめいたことは、「50部作」という大河史劇という嵩だった。スタート前、このドラマが終わった後、演技で一層成熟されている自分を想像して見ることだけでも自然に口が起った。それだけ期待も大きかったし、心の覚悟も特別だった。しかし視聴率によってストーリーが予定通り進行されないことも理解し難いが、その日に出たシナリオを読んで覚えて感情を積み出さなければならないということも、本人には易しい作業ではない。そんな面で一寸の誤差もなしに引き受けた役をやりこなすイヨンエを通じて、たくさんのことを学んだと打ち明ける。
チジニは、もう知られているように晩学の人の演技者だ。演技も20代後半になってから始めたから、この頃の新人たちに比べれば、遅くというより随分遅れたわけだ。大学を卒業してデザイナー会社に入って仕事をしたし、会社が門を閉めて写真作家を業に生きる事はムリがある。工芸品を作る所へ行って足品を売ったりしたから、あまり静かな過去とは言うことが出来ない。
しかし、この全ての事が演技者になるのに大きい元肥になった。チジニは演技に対して特別に勉強をした事がない。初めて、何も分からなくてキムボムスの「ハル(一日)」というミュージックビデオで顔をつないだ時も、特別に構えた自分を表す代わりに率直な感じが出る表現をした。人々は荒くて整えられない演技が、むしろ魅力的だと言った。
彼は、自らをとても「単純な性格」と表現した。一応心に決めた事には、かえりみることも後悔もない。決める前までは死ぬほどに悩むが、実際に一つに決めれば最大限の集中を惜しまない。彼のその集中力が、今日、各種CF業界とドラマからラブコールを数え切れなく送られる理由かもしれない。
「お酒が私を呼ぶ」と言う程に彼はビール狂だ。それで、彼の周辺には似ている雰囲気を持った人々がいつも集まっている。映画「H」を撮る時'心が通じて'近くなったというチョスンウ・ヨムジョンア・ファンジョンミンとの出会いは、常にチジニを楽しく、幸せにする。
咎を打ち解けて話して、お互いの活動に対して助言を惜しまない人々は、いくら忙しくても暇さえ出れば集まるのを厭わない。
「一緒に居る事だけでも良いのに、必要な話があってお酒がある、これ以上願うことがあるんでしょうか」
彼には「一緒に居る事だけでも良い人」がもう一人居る。'注目される新人'時代にも堂々と明らかにした6年の出会いを続けて来た、まさしく彼女だ。未だに彼を緊張させ、ときめくようにさせるという彼女は、相変らず彼の演技人生の真ん中に居る。「一緒に演技しながら相手俳優を、必ず愛して惜しまなければならないが、それよりもっと重要なことは、元に帰って来ること」と言う彼は、今の彼女の為にも一番模範的な演技者として残りたいという言葉を残した.
ユヨンオク記者(you09@heraldm.com)
[ヘラルド経済]2004/1/13
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